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シリコーンゴムの品質特性

ゴムのブルーミング(ブルーム)現象

ゴムのブルーミング(ブルーム)bloomとは、一般的には成形後、時間経過と共にゴム表面にうっすらと白っぽく粉が吹いたようになる現象です。本来、その配合で必要な加硫時間が微妙に足らない場合の加硫不足や材料配合自体が適性配合で無い場合などに見られます。 粉がふいたような物質は 加硫剤や加硫促進剤、老化防 […]

シリコーンゴムのバックラインディング現象

シリコーンゴムは流動性が比較的良いゴムなので バックラインディングは起こりづらいのですが 体積が大きいボリューミーな製品や 金型の隅まで材料が流れ込むまで時間が掛かるような狭窄形状な製品に発生することがあります。特に硬度が柔らかい材料を使うと発生しやすいです。 バックラインディングとは?(バックライ […]

シリコーンゴムのウエルド・焼け(スコーチ)・ヒケ現象

樹脂の射出成形で起きやすい「ウエルド」「ヒケ」「焼け」などの現象は比較的シリコーンゴム成形では起きづらい現象です。大きな理由としては 樹脂は溶かした樹脂材を金型の中で冷やして固めるため 材料の流動性と固まるスピードのコントロールが難しいのではないでしょうか。その点シリコーンゴム成形では熱した金型内で […]

シリコーンゴムの黄変要因と黄変対策材料の提案

シリコーンゴムは安全性、加工性、着色が容易なことから、さまざまなデザイン性を演出できる非常に優れた素材ですが長年の使用で外観表面が「変色」するという現象が現れることがあります。一般的には「黄変」と呼ばれ、特に半透明や白色の色調時に黄色く変色してしまう現象です。 黄変が発生する要因   素材 […]

シリコーンゴムの加硫とは?架橋とは?熱と圧力でゴムを固めます

一般的なゴムは熱と圧力で熱硬化させます。このことを加硫・架橋と呼びます。一部の液状シリコーンゴムなどは自然硬化するタイプもあります。プラスチックは原材料を溶かして金型内で冷やして固めますが ゴムの場合は熱を加えて固めます。 加硫と架橋(パーオキサイド加硫)の違いとは? 「加硫」硫黄をバインダーとした […]

ゴム金型の表面・メッキ・バリ残りでシリコーンゴムの出来映えが決まります

ゴム金型の構造は独特な設計基準で作成されます。各社のノウハウが盛り込まれます。これが会社の技術力に繋がっています。特にバリ発生の仕組みや金型表面状態、メッキの役割、「喰い切り溝」が付いた独特な金型構造を紹介します。 プラスチック成形ではゲートから射出して「バリ無し」で成形します。ゴム成形の場合は必ず […]

シリコーンゴムの劣化・老化現象は著しく遅く耐候性に優れています

シリコーンゴムは劣化・老化しづらい素材です。整形手術などでシリコーンゴムを体内に埋め込むなど聞いたことがあると思います。数年で劣化・老化してしまっては体内には入れられません。ゴムの特性を長期間維持することができるのがシリコーンゴムになります。 ゴム全般の劣化・老化とは? 現象 ゴム硬化 ゴムの軟化 […]

シリコーンゴムの2次加硫とシロキサン対策の全点実施と経験実績

当社の製造するシリコーンゴム製品は全て2次加硫を施して残留シロキサン対策を行っております。時に精密電子製品に障害をもたらす低分子量シロキサンを徹底除去して安全安心なシリコーンゴムを供給しております。 シリコーンゴムの2次加硫とは? シリコーンゴム成形を金型内で成形することを「1次加硫」と称します。成 […]

シリコーンゴムの耐油性・耐溶剤性・耐薬品性を他のゴムと比較

シリコーンゴムの耐油性・耐溶剤性・耐薬品性 シリコーンゴムは、高温の環境下での耐油性に優れています。 有機系のゴムの中でも、特に耐油性に優れているニトリルゴムやクロロプレーンゴムと比較すると、100℃以下ではやや劣りますが100℃以上の温度では、これらよりも優れた耐油性を発揮します。 また、シリコー […]

シリコーンゴムの硬度をわかりやすく紹介。硬度サンプルブックを販売しています

ゴムの柔らかさ、硬さは「硬度」として数値化します。0~100の数値で表し、0に近いと柔らかく、100に近いと硬いレベルになります。数値は測定機により相対比較値として数値化されます。ですから表される硬度はどの測定機で測定したかを確認しなくてはなりません。当社ではデュロメータータイプA(ショアA)を採用 […]